都会では、60坪も70坪も買えるほど土地は安くない。ほとんどの人が狭い土地に家を建てている。狭い土地でも広い居住スペースがほしい。私も練馬区の狭い土地に住んでいるので、そんな気持ちがよくわかる。しかし、限られた土地には限られた大きさの家しか建たないのだ。結局、犠牲となるのが収納スペースだろう。多くの人が広い居住スペースを要求するから、「収納」は設計者泣かせといえる。いくら「設計者泣かせ」でも、お金を出して設計してもらうのだ。良い家を建ててもらうために、設計士の人には泣いてもらうしかない。いざ家が完成して住んでみたら、物を入れる収納スペースが足りなかった。そのために段ボールが居室に置かれたままになっている。こんなことがよくある。もっとも、設計の段階で、設計者と打ち合わせをし、納得して造った家なら文句は言えない。ところが、設計図と違うケースもあるのだ。設計上は「収納」があるはずなのに、あるべき場所に「収納」がなかった。そんな馬鹿なと思うだろうが、実際にある。設計図と実物の比較確認はしっかりとやってほしい。「収納」の内装に、ちゃんとベニヤ板を張っていない場合もある。スペースが設計図よりも狭いこともあるので気をつけよう。造りが雑な場合もあって、釘の頭が飛び出していることもある。これでは物を収納する時に引っ掛けて傷つけてしまう。また、収納扉の閉まりが悪いことも考えられる。ちゃんとチェックすること。洋服かけのパイプを設置することになっているのに設置されていない場合もある。たかがパイプぐらいと考えず、要求すべきことは要求する。この態度が大事だ。業者も人を見るので、こちらがき然とした態度を見せれば、対応の態度を改めるかもしれない。
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