その本格的な値引き競争の口火を切ったのは、「ココロコス東久米川」(新日鉄都市開発など)といわれている。総戸数406戸の大規模マンションで、2008年1月、坪単価にしておよそ2割、最大800万円ほどの値引きを実施した。結果的には、値引きを公表したときの販売期の住戸は完売することができたが、値下げ効果もそこまでだったようである。その後は他社も一斉に値下げに追随したため、苦戦が続いているといわれる。2008年10月現在、建物は竣工しているものの、キャンセル住戸を含めて、先着順受付で販売を続けている。これを契機に、売れ残り物件について「新価格発表」などとして、値下げする動きが加速される。ここでいう「新価格」とは、当然ながら2006年の高くなった「新価格」とはまったく異なる。不動産業界では、二重価格表示は禁止されているので、「3500万円を3000万円に値下げ!」といった表示はできないが、広告やホームページなどで実質的に値下げしていることを告知して、客の目を引きつけようとする物件が増えてきたわけだ。
(SUUMO物件情報)
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