「一家の主」の座を譲り受けた息子はどうか。私はこれまで、同居住宅の設計で「彫の濃い息子」を見たことがない。なぜだろう。夫たちが家づくりで中心的存在にならないのは、意図的にそうしているからだろう。わざと避けている。それには、おおむね次の理由が考えられる。それは、最後の最後で経済封鎖をすればいいと思っているからだろうか。家づくりにどっぶりと浸かってしまうと、金銭感覚がおかしくなってくる。どんな堅実な人でも気が大きくなり、10万、20万の出費では痛みを感じなくなってしまう。
JR東海道本線(芦屋)の中古一戸建て
JR奈良線(宇治)の中古一戸建て
阪急箕面線(箕面)の中古一戸建て
市川市の中古一戸建て
東海市の中古一戸建て
夫婦そろってそんな気分になってしまったらたいへんだ。夫たちは、それを恐れているのだろうか。新生活が始まってからの、ランニングコストのこともある。毎日、ビジネスの世界で暮らしているだけに、夫の頭からはそうした現実的な問題が離れない。イニシャルコストとランニングコスト、この両面を押さえてイニシアティヴを取れるのは自分だけだ。そのためにも、夫たちは自分の立場をちょっと離れたところに置いておきたい。家づくりの狂騒に巻き込まれてはならない。小鳥の巣づくりのようなもので、ちょっとずるいようでもある。メスが一生懸命、巣づくりをしている横で、ただぼうっとしているオス鳥。しかしこのオスは、何もしないようながら、じつは必死で敵を警戒しているのかもしれない。彼らは、自分自身を経済的な面での歯止めとするために、あえて第3者的な立場をとろうとする。財政担当の監査役のようなものである。ガードが固くなるのも当然だ。