使われる材料は主としてダグラス・ファー(DIをasfir)と呼ばれる輸入材である。これらは米国およびカナダ産のマツ科の、和名をアメリカトガサワラ、ベイマツなどと呼ばれる樹木の総称である。高さ100メートルにも及ぶ巨木で、そこから2インチ×4インチの平たい材を切り出すため、工事中の姿を見ると木材に節がなくきれいに見えるが、個々の材の強度は在来工法の国産材には劣る。在来工法で通常使われる105ミリ(3寸5分)角、あるいは110ミリ(4寸)角の柱は、その材の四角形が内接できる径をもつ樹木から削り出されるから、中央に年輪の芯をもつ“心持ち材”であり、曲げ、剪断、座屈など、いずれの方向の力に対しても、巨木の周辺から切り出される角材、平材よりもはるかに強度がある。
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節があっても、指で押すと抜けるような“死に節”でなければ、国産の檜、杉、松、ヒバなどのほうが、はるかに強度がある。また輸入材は、樹木の育ったのとは違う風土における歳月への耐久性は必ずしも確定していない。ダグラス・ファー類も本来は硬くて丈夫な材質をもち、かつては、北米やカナダに豊かに存在した天然樹林からもたらされていたが、近年は品種改良された生長の早い樹種を植樹した人工林から伐り出された材が多い。こうして植林された木はセカソド・グロース(2回目の成木)と呼ばれ、生長が早いために年輪の密度が薄く、壁体内結露が生じた場合には腐蝕が早い。ツー・バイーフォー工法で坪単価の安い住宅はセカソドーグロース材を使っている懸念がある。