国土交通省は、建設生産システムの生産性を向上させるため、ICT(情報通信技術)を活用した技術開発に乗り出した。建設業の労働生産性は製造業など他産業に比べて低く、その要因に重層的な下請構造や人材不足があげられている。ICTにより、設計や施工などの各段階での情報共有を進めて作業を効率化し、建設業の生産性を他産業に見劣りしないレベルへ引き上げる。国交省は2007年5月、「ICTが変える、私たちの暮らし国土交通分野イノベーション推進大綱」と題して情報基盤の構築に向けて施策を示した。
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基盤構築と一体的に進める重点プロジェクトとして、ユビキタス社会の実現や防災対策、物流の効率化、ITS(高度道路交通システム)を利用した安全な道路交通をあげ、それぞれの将来像や具体的な戦略についてまとめている。その中で、建設生産システムとしては「社会資本整備・竹理の効率化、生産性の向上」を提起している。インフラ整備の課題として、調査・計画から、設計、施工、維持管理までの流れが長く、各段階での情報が他の段階に生かしきれていない点を指摘し、情報共有するプラットフォームを導入することで、整備や維持管理のサイクル全体の効率化を進める方針だ。